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AWS CLI、Ansibleのインストール方法 (Ubuntu 18.04)

構成管理ツールAnsibleのインストール方法を記載していきます。
AnsibleでAWSの環境構築も行えるようにAWS CLIのインストールも行っていきます。

ローカル環境のAWS CLIを用いてAWS環境を構築できるようにするので、ローカル環境で以下のインストールを行っていきます。

Pythonのインストール

最新Ansibleは、Python 2.7以上のインストールが必要(2019年7月時点)です。
Ansibleはyml形式の定義ファイルを作成して設定するので、Pythonのコード自体を書くことはありません。

Pythonがインストールされているか確認します。

$ python --version
Python 2.7.15+

もし、未インストールであれば、インストールします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install python

AWS CLIのインストール

AWS CLIをインストールします。最新のAWSの公式ドキュメント(2019年7月現在)ではpip3を使ったインストール方法になっているので、pip3が未インストールであればインストールします。

sudo apt install python3-pip
sudo pip3 install awscli --upgrade --user

~/.bashrcにパスを設定 

export PATH=~/.local/bin:$PATH

パス設定を反映し、awsのバージョンを確認

$ source ~/.bashrc
$ aws --version

AWSへの接続情報を設定します。AWSコンソールで、IAMの設定を行い、Access Key IDとSecret Access Keyを発行しておきます。

以下のコマンドで設定を行います。

$ aws configure --profile performance-test
AWS Access Key ID [None]: XXXXXXXXXXXXXXXX
AWS Secret Access Key [None]: XXXXXXXXXXXXXXXX
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json

--profileオプションを指定することで、AWS環境に接続するAWSにアクセスするためのキーを変更できるので、Ansibleで構成する内容に応じて適切な権限を設定できます。

AWS CLIのコマンドで、接続確認します。
ためしにEC2インスタンスの情報を取得してみます。

aws ec2 describe-instances --profile performance-test

以下のようなjsonがコンソール上に表示されていれば成功です。

{
    "Reservations": [
        {
            "Groups": [],
            "Instances": [
                {
                   〜〜〜〜〜

Ansibleのインストール方法

次に、構成管理ツールであるAnsibleをインストールします。

$ sudo apt-add-repository ppa:rquillo/ansible
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ansible

インストールできPATHが通っているか確認します。

$ ansible --version
ansible 2.5.1