構成管理ツールAnsibleのインストール方法を記載していきます。
AnsibleでAWSの環境構築も行えるようにAWS CLIのインストールも行っていきます。
ローカル環境のAWS CLIを用いてAWS環境を構築できるようにするので、ローカル環境で以下のインストールを行っていきます。
Pythonのインストール
最新Ansibleは、Python 2.7以上のインストールが必要(2019年7月時点)です。
Ansibleはyml形式の定義ファイルを作成して設定するので、Pythonのコード自体を書くことはありません。
Pythonがインストールされているか確認します。
$ python --version Python 2.7.15+
もし、未インストールであれば、インストールします。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install python
AWS CLIのインストール
AWS CLIをインストールします。最新のAWSの公式ドキュメント(2019年7月現在)ではpip3を使ったインストール方法になっているので、pip3が未インストールであればインストールします。
sudo apt install python3-pip sudo pip3 install awscli --upgrade --user
~/.bashrcにパスを設定
export PATH=~/.local/bin:$PATH
パス設定を反映し、awsのバージョンを確認
$ source ~/.bashrc $ aws --version
AWSへの接続情報を設定します。AWSコンソールで、IAMの設定を行い、Access Key IDとSecret Access Keyを発行しておきます。
以下のコマンドで設定を行います。
$ aws configure --profile performance-test AWS Access Key ID [None]: XXXXXXXXXXXXXXXX AWS Secret Access Key [None]: XXXXXXXXXXXXXXXX Default region name [None]: ap-northeast-1 Default output format [None]: json
--profile
オプションを指定することで、AWS環境に接続するAWSにアクセスするためのキーを変更できるので、Ansibleで構成する内容に応じて適切な権限を設定できます。
AWS CLIのコマンドで、接続確認します。
ためしにEC2インスタンスの情報を取得してみます。
aws ec2 describe-instances --profile performance-test
以下のようなjsonがコンソール上に表示されていれば成功です。
{ "Reservations": [ { "Groups": [], "Instances": [ { 〜〜〜〜〜
Ansibleのインストール方法
次に、構成管理ツールであるAnsibleをインストールします。
$ sudo apt-add-repository ppa:rquillo/ansible $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install ansible
インストールできPATHが通っているか確認します。
$ ansible --version ansible 2.5.1