- デスクトップ環境で、単一のGUI版 JMeter (またはNon GUIモード)を起動して、Webサイトの負荷テストを行いたい場合
- サーバ環境(AWSなど)で、複数のjmeter-serverを起動して、Webサイトの負荷テストを行いたい場合
どちらの場合でも、同じ方法でインストールできます。
インストール環境
- Ubuntu 18.04 LTS
※最初のOpenJDKのインストールのみaptを使った手順であるため、Java 8が既にインストール済であれば他のUNIX系OSでも同様の手順でインストールできると思います。
OpenJDK8のインストール
JMeter 5は、Java 8以降のJava(JREかJDK)のインストールが必要です。Java 8以降ならどのバージョンでも良いのですが、今回はOpenJDK 8をインストールしておきます。
$ sudo apt install openjdk-8-jdk
Javaの実行ファイルにパスが通っていて、コマンド実行できるかも確認しておきます。
$ java --version openjdk version "1.8.0_212" OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_212-8u212-b03-0ubuntu1.18.04.1-b03) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.212-b03, mixed mode)
JMeter 5のインストール方法
次にJMeter 5.1.1をダウンロードし、インストールパスに解凍します。 インストールパスはどこでも良いですが、今回はoptの下にインストールしてみます。
$ cd /opt $ sudo wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache//jmeter/binaries/apache-jmeter-5.1.1.tgz $ sudo tar zxvf apache-jmeter-5.1.1.tgz
※aptでインストールするとJMeter 2.13-3がインストールされたので、最新のJMeterをインストールしたい方はこのコマンドのように直接ダウンロードしてください。
パス設定
Vimなど任意のエディタで.bashrcを変更し、jmeterにパスを通しておきます。
$ vim ~/.bashrc
.bashrcの最後に以下を追加
export PATH=$PATH:/opt/apache-jmeter-5.1.1/bin
パス変更反映
$ source ~/.bashrc
JMeter起動
GUI版
カレントディレクトリにjmeterのログが出力されるので、ホーム等に戻ってからjmeterを実行します。
$ cd ~
$ jmeter
GUI版の画面が起動します。
GUIの表示を日本語に変更するには、メニューから「Options」=>「Choose Language」=>「Japanese」を選択します。
jmeter-server
jmeter-serverを実行する場合には、デフォルトの通信手段(RMI)にSSLを使っているため、こちらの手順に従ってキーを作成するか、以下の手順でSSLを無効にする必要があります。
$ sudo vim /opt/apache-jmeter-5.1.1/bin/user.properties
# Set this if you don't want to use SSL for RMI # server.rmi.ssl.disable=true
SSLの設定完了後、jmeter-serverを起動します。
$ cd ~
$ jmeter-server